ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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詩 #003―― 「義父が庭木に半分に切って挿したミカンに」

自作詩の連載、3回目。今回は日記みたいだし、散文みたいですが、詩として書きました。書き出しは、「義父が庭木に半分に切って挿したミカンに、今年もメジロが来ている。」

詩 #002―― 「左利き、エナージェルユーロ、0.35mm。」

自作詩の連載、2回目。例によってテーマは不定ですが、今回は書くことと、書くもの(筆記具)について。

“ヤー・チャイカ #2、あるいは、永遠にループよね。”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)009

インドア派/文化系バーダーを自称する者として、「屋外のフィールドで野鳥観察をすることと、部屋のなかでひとり静かに音楽を聴くことを、イコール、等価なものに変えるプレイリストを。」――という、どう見計らってもアンフェィヴァラァブル(Unfavorable)…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第6回“透き通った最初の言葉を聞いて”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第6回。ウクレレのレッスンから、名画を読み解く画家のことばへ。

【レビュー】坂口恭平『土になる』――書籍の物質としての手触りや、重さを想像しながら。

わたしは「坂口恭平」という名前は知ってはいたが、彼の作品に触れたのはつい最近で、Amazon Music Primeでアルバムを一枚、ポッドキャストでの一部抜粋の著作の朗読を聞いただけ。それでも、坂口恭平という人が気になっているし、おそらくわたしは最低でも…

見知らぬ同士が出逢う法悦と、その消滅。/“Seven Swans, seagulls, Quetzal”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)008

野鳥観察に出る日も出ない日も、部屋のなかやクルマのなかで、鳥見気分に浸れるプレイリストをAmazon Musicで作成する記事シリーズ、「Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)」。8回目の今回は選曲方法についても触れていたら、エミリー・ディキン…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第5回“もしも音楽に、苦痛が伴うとしたら”

当ブログ連載小説「踊る回る鳥みたいに」第5回。「音楽が、あらゆる芸術のなかで一番――」というのはラジオで、本当にある音楽家の言ったことば。

詩 #001―― 「ピー」

詩の連載を始めます。テーマは特に決めていませんが、今回は野鳥Pについて。

元日の朝――10年目のMoncler(モンクレール)のフリース・ジャケットを着て、山頂で。

「山頂で初日の出」。さすがにそれは自分には無理だな、と思いつつ、山を登りながら、元日の朝、思い出した母のことば。

A Song for Birders――2022年。新しい朝に聴く、イ・ラン(이랑)の「イムジン河」。

2022年の元日の朝に聴くのにふさわしい曲は――?。と思い浮かべて、イ・ラン(韓国のSSW)の「イムジン河」がいいと直感した。好きな曲で大好きなヴァージョンだ。YouTubeにアップロードされているオフィシャルMVを久しぶりに見たら、そのMVがリリースされた…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第4回“しおりさんのトリートメント”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」、第4回です。ブログなので横書きですが、実際、書くときもテキストエディタで横書きで書いているので、それほど違和感を感じずに読むことができるのでは、と思っています。KDP出版時には、一般の小説と同じ縦書きでリリース…

写真/絵画/散文/野鳥/文化人類学/そしてひちょり。――2021年ソトブログのマイ・ベスト・ブックス。

今回紹介するわたしの2021年マイ・ベスト本は、全て今年出版されたもの。「TikTok売れ」が示すまでもなく、読者にとって、新刊かそうでないか、というのは本質的には関係のないことですが、どういうわけかわたしの2021年は、新刊本に縁がありました。そのな…

“Ya Chaika(わたしはカモメ)”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)007

外気も一段と寒さを増し、なんとなく――気持ちも落ち着かなくなる年末年始のこのシーズン、心をドリブンしてくれる音楽を――、という思いで選曲した全11曲にも、そこかしこに鳥たちの姿が。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第3回“冷凍パインを砕く”

当「ソトブログ」上での連載小説「踊る回る鳥みたいに」、第3回です。毎回2000~3000字程度の長さなので、気軽に読んでもらえたらな、と思っています。

2021年マイ・ベスト・ブック:絵本編『さわる たんけんたい』(月刊「かがくのとも」2021年12月号・通巻633号)/触る愉しさの再発見から、想いは戦場へ行った――。

2021年ももうすぐ終わり、今年読んでよかった本を選んでみました。今回は、絵本編。福音館書店の月刊絵本、「かがくのとも」2021年12月号『さわる たんけんたい』です。

“かじき釣り”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)006

インドア派/文化系バーダー(野鳥愛好家)によるブログ「ソトブログ」が、探鳥行に出られない日に部屋のなかで、クルマのなかで、通勤中の電車のなかで、野鳥たちに思いを馳せる曲を選曲したプレイリストををAmazon Musicで作成しよう、という試み=「Birde…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第2回“チューニング”

当ブログ・エクスクルーシブ連載小説「踊る回る鳥みたいに」第2回。毎週金曜掲載予定。毎回挿絵的に添えている写真は、わたしの妻撮影のもの。機材はAsahi Pentax SPというフィルムカメラ、往年のスタンダード一眼レフです。

【購入レビュー】Lenovo IdeaPad Slim 350 14型(AMD)(81W3004BJP)――実家PC買い替えのマイ・ベスト・チョイス。

「PCにそれほど詳しくないが、PCを使う必要のある実家の両親のためのPC選び」というプロブレム。――よくある問題ですが、これが案外難しい。我が家での正解は、Lenovo IdeaPad Slim 350 14型(AMD)でした。

“僕と似た鳥よ”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)005

インドア派バーダーが野鳥とミュージシャンに託す、妄想的音楽シリーズ企画、"Birders' Songs"第5弾。今回は正真正銘の鳥ソング。 折坂悠太「鳥」がハイライト。そしてペンギンカフェ・オーケストラも私的には大好きなアーティストです。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第1回

今回、2021年12月10日より、小説「踊る回る鳥みたいに」を連載します。毎週金曜掲載予定。連載終了後はKDPにて電子書籍出版を予定していますが、その過程で気づいたことなど、別途記事として更新できたらと考えています。

「ソトブログ的2021年ベスト・ポッドキャスト」は、――あの音読プロジェクトと、バーダー垂涎の最新研究。

わたしにとって、毎日聴かない日はないポッドキャスト。――そのなかから、今年(2021年)一番聞いた番組と、最も印象的だったエピソード(特集)を紹介します。

“When the owl sleeps(フクロウの眠るとき)”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)004

「バーダーのためのミュージック・プレイリスト」第4弾。どだい無謀な試みから、フクロウを始点に色んなアーティストに繋がっていったりして、自分の興味も広がるのが愉しいです。鳥好きで音楽好きの皆さんも是非!

知識ゼロから作る電子書籍の軌跡――My Own Way to KDP_001

電子書籍を作ってみたい、と思っています。コンテンツはこの「ソトブログ」をまとめたものと、自作の小説、という、ありきたりなものですが、その制作過程の公開なども通じて、わたし自身や読まれただれかによって、「手持ちにないカード」が手に入るような…

【使用2年レビュー】野鳥観察の足元に最適なシューズ、モンベルの“ラップランドストライダー”

野鳥観察の足元に2年間使い続けているシューズ。モンベルの軽ハイク用シューズ、「ラップランドストライダー」を紹介します。軽快さと防水性、グリップ力も十分で、バードウォッチングには最適な靴のひとつだと思います。

知りたいと思う気持ちの発動:Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)003_“2021.11_Shorebird”

Amazon Musicで選曲する、バーダー(野鳥愛好家)のためのプレイリスト。シリーズ2回目の出色は、「Shorebird」。当真伊都子さんの静謐なピアノ弾き語りが、秋から冬の澄んだ空気のなかの探鳥を思い起こさせます――そんな意図の楽曲ではないとは思いますが。

【購入レビュー】ThinkPad E14 Gen 3(AMD)――“最高にちょうどいい”ThinkPad。

良質な、機能/価格ともに“ちょうどいい”Windows PCを求めて。 Lenovo ThinkPad E14 Gen3(AMD)のスペック(2021.8購入当時)。 ハイコストパフォーマンスなThinkPad=ThinkPad E14 Gen3(AMD)には、わたしにとって余計なもののない(オーバースペックでは…

Birders' Songs: バーダーのためのプレイリスト 002_“2021.11_An die Nachitgall(小夜啼鳥)”とAnna of the North。

Amazon Musicで選曲する、バーダー(野鳥愛好家)のためのプレイリスト・シリーズ 。その2回目は、「An die Nachitgall(ナイチンゲールへ)。Anna of the Northtというアーティストを知れたのも、わたしにとっては嬉しい出逢いでした。

Birders' Songs: バーダーのためのプレイリスト 001_“Featherweight”

音楽サブスクでは、「バーダー」(野鳥愛好家/探鳥家/バードウォッチャー)のためのプレイリスト、などというものは見たことがありません。というわけで、個人的な想いと勝手な解釈ではありますが、Amazon Musicで選曲してみました。

ブックレビュー“読む探鳥”: 山尾悠子『飛ぶ孔雀』――現実と空想世界を繋ぐPellets, Inc.

「不世出の幻想作家」、山尾悠子の傑作『飛ぶ孔雀』は、めくるめく空想世界が描かれながら、野鳥にまつわる実在のある「組織」が記述されています。その登場に驚きとともに、野鳥と読書を愛するものとして、歓びを感じています。

いま読んでいる紙のうえの鳥たちが、目の前の窓の外にもいる――トマス・ハーディ『呪われた腕 ハーディ傑作選』

トマス・ハーディ『呪われた腕 ハーディ傑作選』(河野一郎 訳、新潮文庫)は、19世紀末英国ヴィクトリア朝時代の作家、トマス・ハーディの短編集。ハーディを読みながら「小説のなかで描写されている鳥たちを数える。」という遊戯を通して、古典を読む愉し…