ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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2019-01-01から1年間の記事一覧

【レビュー】Amazon Fire HD 10(2019年モデル/第9世代)――カラーや質感も含めて気に入って、シンプルヘッドに気負わずに使える日常の道具として。

2019年10月30日に発売された、「Amazon Fire HD 10」タブレットの第9世代版。発売と同時にそれまで使っていたFIre 7を手放して、このHD 10を購入して1ヶ月あまり。結論からいってしまうと、この記事のカテゴリとして挙げてとおり、とても気に入って「買って…

『Collins Bird Guide(コリンズ・バード・ガイド)』――Amazonほしい物リストから届いた、美しい贈り物に感謝(驚)。

それが届いたときの感激。すなわち、包みを開いてそれを手にして――、掌にその重みを感じ――、顔を近づけて洋書独特の紙の匂いを嗅いで――、そっとページを開いたときの感触と驚きと興奮を忘れないようにしながら、そのとき浮かんだ気持ちをなんとかうまく、言…

こんな夕方に逢えるなら、いつも鳥を見ていたい。――父と子のバードウォッチング・ライフ #003

大阪は長居公園でのレジェンド=叶内拓哉さんとのバードウォッチングの翌日は、長男と二人でご近所ソロ探鳥。とはいえ2年も続けていると身近な場所でも色々と、「ここにはあれがいるらしい」「あの場所のこの季節にはこの鳥が」といった情報が得られるもので…

「大阪自然史フェスティバル」で、憧れの叶内拓哉さんとバードウォッチング。――父と子のバードウォッチング・ライフ #002

自宅からクルマでおよそ2時間。長男とふたり、朝6時に起床して、大阪市、長居公園にある大阪市立自然史博物館で開催される「大阪自然史フェスティバル」に向かう。お目当ては、日本が誇る野鳥写真の第一人者のひとり、叶内拓哉さんとのバードウォッチング体…

オシドリとニュウナイスズメ――あるいは見られずに探しているあいだがいちばんワクワクする、探鳥の不思議。

それほど珍しい鳥、というわけではありませんが、これまで見ることができなかったオシドリを、地元でようやく初めて見ることができました。そしてスズメの騙し絵のような、ニュウナイスズメ。「まだ見ぬ鳥がたくさんいる」という愉しみは、「まだ読んでいな…

休日の鳥見といういつもの愉しみ。あるいは、鳥たちとわたしたちの埋まらない距離。

2週連続の3連休の最終日、秋分の日はなんとか晴天に恵まれ、いつものように息子と近場でバードウォッチングに興じました。この日は、バーダーとして、同時に始めたのにわたし以上に知識も勘も身に付けている小学生の長男だけでなく、わたしや兄の影響で誕生…

手書きで書く、サインペンで書くブログのススメ。(序章)

同世代の友人のブログをきっかけに、またあるいは、敬愛する作家が手書きで書いていることをきっかけに、手書きで、それもサインペンで、今回の文章を書いてみました。たまには手書きで長文を書いてみると、自分でもけっこう、気分や書いているものの雰囲気…

鳥たちのSong and Call――『歌う鳥のキモチ』を読んで。

バードウォッチングというと、つい「見る」ことに躍起になってしまうもの。でも街や自然のなかを歩いていて、鳥たちの姿を見かける以上に、その声が、歌が耳に入ってくる。その方が機会としては、ずっと多いはずです。「鳴く」ということを通して音で世界に…

俺たちビッグ・ボーイズ――父と子のバードウォッチング・ライフ #001

私のプライヴェート・ライフで目下いちばんの関心事のひとつであって、愉しみである子どもたちとのバードウォッチングについて、これまで何度もこの「ソトブログ」でも触れてきましたが、結局いま、休みの日というと私は鳥見と、子どもたちとのキャッチボー…

いつもの場所でいつもの鳥でも、カメラと「彼ら」の姿がそこにあれば、なんだかうれしい。(バードウォッチングの愉しみ)

私はそれほどお金にも時間にも余裕のないバーダーですが、息子とともに出掛ける探鳥は、それが近場であっても、遠出であっても、いつも掛け値なしに愉しくて、それが何故なのか、何が、どこかどう面白いのか、簡単に言葉にすることも出来なくはなさそうなの…

ソト家の今月の探鳥地――和歌山・紀中地域の和田不毛と阿尾湿地でシギチ、オオヨシキリ。(2019年4月)

10連休と言われる今年(2019年)のGWですが、私としては初めの3日間だけの休みになりそう――というわけで、遠出とかは出来なさそうなので、近場にある、初めての場所に探鳥に繰り出してみました。いつものように小学生の長男と、幼稚園に通い始めた次男を連れ…

この日々を歌い交わす――新宮市熊野川町で、オオルリのさえずりを聴く。

紀伊山地の山あいの自然のなかでの探鳥会であって、レディメイドなイベント、アトラクションと違って予定調和とはいかないというか、めあての鳥に出合えるとは限らないのですが、今日は歩き始めてすぐに、双眼鏡で青く小さな目標を捉えた息子が、「あそこに…

沖に停泊する自衛艦、超絶ドラミングのコゲラ、月のクレーターくっきり。Nikon P900で拡張した視覚による、日々のスナップ。

最近の愉しみというと週末の息子たちとの自然観察行。というより、このA/W(Autumn & Winter)は長男のバードウォッチング熱が加速度的に高まり、私もそれにつられるように、完全に野鳥撮影に目的をフォーカスしてNikon Coolpix P900という超高倍率コンデジ…

“森の鼻”でクロサギ、シロチドリ。“天神崎”でトビの井戸端会議。

ここしばらくは、週末になるというと、隣町のみなべ町、境漁港のそばに拡がる岩礁地帯、地元で“森の鼻”と呼ばれている場所に出かけています。先日は、クロサギ、シロチドリの姿を目にすることができました。私たちが暮らしているのはそれまでと同じ、ずっと…

映画レビュー『運び屋』――映画を観た翌日、子どもたちの歌う「Shangri-La」を聴きながら考えたこと。

2019年3月12日、レイトショーで本作『運び屋』を観ていた私は、その晩駆け巡ったという、電気グルーヴ、ピエール瀧の逮捕のニュースを知る由もありませんでしたし、帰ってからも単身赴任のアパートにはテレビもなく、その日はラジオのニュースも聴かず、ネッ…

Nikon P900デビュー戦:新しいカメラを持って新しい体験、初めての場所での探鳥会。大阪府堺市、大泉緑地にて。

去る2019年2月10日に参加した、大阪は堺市の大泉緑地での探鳥会。自分にとって新しいカメラ、Nikon P900を持って参加した初めての場所の探鳥会では、新しい発見がたくさんありました。

外を歩いて鳥の写真と動画が撮れれば、世界はもっと愉しい。

先日来、野鳥観察にうってつけな超望遠コンデジ、Nikon Coolpix P900を携えて息子たちとバードウォッチングに出かけて(といってもご近所に)いるのですが、ほぼ時を同じくして、小学生の長男もまた、カメラを手にして出かけるようになりました。自然観察の…

超望遠コンデジ”Nikon Coolpix P900”で、セグロカモメに見惚れて。

アウトドアにも、鳥にもまったく縁のなかった私が小学生の長男とバードウォッチングを始めて約2年。このたび、Nikon Coolpix P900というカメラを購入しました。 所謂「超高望遠コンデジ」「ネオ一眼」と呼ばれるタイプのデジタルカメラで、35mm判換算で24~2…

やりとりへの<期待>――ブログを書くことと、インターネットの面白さ(の本質。極めて私的な)。

こういう極めて自己満足に近い――いや、そのものの――ブログであっても、1年半もつづけていると、そのなかで書いている私自身の、この場所に対しての気持ちの浮き沈みというか、親密さの度合いの濃淡があって、「書きたい」という気持ちはあっても、なかなか書…

【レビュー】ASUS Chromebook C223NA――私がC223NAを使ってみて気づいた2、3の事柄。

ASUS、2018年リリースの11.6インチなスタンダード・クラムシェルChromebook、C223NAのレビュー3回目。この端末の特徴は、今書いた、「2018年リリースの11.6インチなスタンダード・クラムシェルChromebook」でほとんど全て、言い終えてしまっているので、以上…

ポメラ10周年キャンペーンの副賞、限定ステッカーを頂いたので、改めてポメラに対する想いを綴ってみます。

昨年末に開催され、当「ソトブログ」でも紹介したキングジム社のデジタルメモ端末、「ポメラ」の発売10周年キャンペーン。10名に現行ポメラのフラッグシップ、DM200の限定スケルトン・モデル、「DM200X」が当たるというこのプレゼント企画、ポメラ、そしてDM…

南紀田辺、天神崎に一羽きりで渡ってきたコクガンの姿を求めて。

小学生の長男と地元の自然観察教室に参加すると同時期に、たまたま近所で見かけた鮮やかな藍色とレンガ色の鳥「イソヒヨドリ」を見かけて図鑑を眺めたところから始まった、私と息子の探鳥=バードウォッチングライフ。週末の予定が特になくても、何となく庭…

“鳥が見えれば世界が変わる”――久しぶりに帰省した佐賀・東よか干潟で初バードウォッチング。

小学生の長男と、私自身も初心者ながら野鳥観察を始めて約2年。この間、おもに私たちの暮らしている紀伊半島、南紀地方で鳥見を続けてきたのですが、年末年始、数年ぶりになる私の故郷・佐賀県への帰省がてら、バーダー垂涎の野鳥観察スポットのひとつである…

【レビュー】ASUS Chromebook C223NA――「自分に合う」いい端末だからこそ、どこから買うか、そして買った後のことを考えたいと思った。

前回、非常にざっくりした形ですが使用感をまとめたASUSのChromebook、 C223NAのレビュー2回め。気に入った点、逆に気になった点も含めて、C223NAを使ってみて気づいたことを、冷静に書いてみたいと思っていたのですが、今回は、思わぬアクシデントに遭遇し…

【レビュー】ASUS Chromebook C223NA――使ってみてわかる、これでいい/これがいい、「書くこと」との相性の良さ。

昨年12月に、ASUSの2018年モデルのChromebook、C223NAを2週間ほど、お借りする機会がありました。本機、C223NAは、私がラップトップPCに求める最大の用途と価値、「これを使って書きたくなるか」という点において、私にとってはとても素晴らしい、素敵な端末…

Chromebookの外付けキーボードとして、Logitech K600 TVが気になる。

私は愛用のChromebook、ASUS C202SAでじっくり作業したいときは、下記の記事にも書いたとおり、主に外部ディスプレイとキーボードを繋いでデスクトップライクに使用しています。HHKBやFILCO Majestouchのような、静電容量式やメカニカル式のキーボードがその…