ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

“ミソサザイ、何の用だい?”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)015

「Music for Birders」を至上命題として、野鳥にまつわる曲を交えた、聴いて愉しい「インドア探鳥」と呼べるプレイリストを作成していくシリーズ、「Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)」の15回目。彼ら自身、美しい鳴き声で囀るミソサザイを歌…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第12回 “ベースボールのフィールドではない場所はどこにもない”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第12回。/「野球ってさ、マウンドからホームベースまでの距離とか、ベースとベースのあいだの距離、角度とかは決まってるけど、ファウルゾーンの広さとか、ホームから外野フェンスまでの距離が決まっていないじゃない」

映画レビュー『劇場版ポケットモンスター ココ』――「分断の時代」に選ばれた、奇を衒わない「共生」の物語。

小6の長男と年長組の次男、息子たちに勧められてみた本作、『劇場版ポケットモンスター ココ』。彼らの激「推し」も納得の、現代に描かれるべき真っ当な、そして愉しい「共生」の物語でした。

“まわるまわる、星めぐりの歌”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)014

“バーダーのバーダーによるバーダーのための音楽集”をAmazon Music Primeのプレイリスト機能で作成する酔狂企画。ネタ切れの様相も微塵もなく、14回目を迎えました。今回も「鳥モノ曲」もそうでないものも、名曲・佳曲取り揃えました。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第11回 “笛と鳴き声”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第11回。/カズちゃんが汽笛に合わせて、「プォーー」といった。/電線の上のカラスが飛び立って、「ガァーー」と濁って鳴いたのでハシボソガラスだった。

【レビュー】驚異の最短合焦距離50cmで「立体視できるルーペ」な双眼鏡、 PENTAX PapilioⅡのストラップをカスタマイズ。

PENTAX Papilio II。わたしが自然観察で愛用中の双眼鏡です。入門機といっていいモデルですが、軽くて扱いやすいだけでなく、最短合焦距離50cm。近くを見れるのが特徴。このPapilio IIの、ストラップをパラコードでカスタマイズしてみました。

“全然鳥がいなくても”――全ての野鳥愛好家に贈る、Best Songs for Birders Vol.2

Amazon Musicで「野鳥を愛する人のためのプレイリスト」を作る連載企画のベスト盤第2弾。――が、今回は「全然鳥いないヴァージョン」。探鳥行でも、全く鳥が見当たらないことも。そんな時こそ、心躍る音楽を、と思って作ったプレイリストです。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第10回 “おっちゃんのリズム”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第10回。/おっちゃんのリズム。お守りみたいな言葉だと思った。/来た道をそのまま、当たり前だが逆方向に、ひとりで帰ることになるが来た道と帰る道は違った。

現実のオンライン――『おじいちゃんの くるま どこ?』(作・みねお みつ、「ちいさなかがくのとも」2022年3月号)を読んで。

福音館書店の月刊絵本「ちいさなかがくのとも」。その感想文の掲載誌『おじいちゃんの くるま どこ?』を送っていただいたので、今号の感想を、記事として書いてみました。

全ての野鳥好き、バーダーに贈る、野鳥ソングベスト盤的プレイリスト。――“梢のはざまから”( Best Songs for Birders Vol.1)

Amazon Musicで作る「インドア鳥見としてのミュージック・プレイリスト」。今回は鳥にまつわる曲だけを集めたベスト盤として、幾分大袈裟ですが、全ての野鳥好き、バーダーに聴いてもらえたら、と思って作成しました。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第9回 “タイムリミット・サスペンス”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第9回。 やがて人類は貨幣を使わなくなるでしょう。/わたしはその言葉を当たり前のこととして聞いていた。同時に、そんな日が来るなんてまだ想像できなかった。妹のダンナの雅文くんがいった。

ブックレビュー“読む探鳥”:坂口恭平『土になる』――すべての美しい鳥=猫=畑=土=坂口恭平。

坂口恭平『土になる』は、読者として、書かれていることすべてが著者にとって本当のことだと1ミリの疑いもなく感じられる、本当に稀有な一冊。そして全ページ中9.2%のページに鳥が出てくる。鳥の本じゃないのに。バーダーにとっても奇跡みたいな本。