ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

“まだらの大きな鳥(Great Specled Bird)”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)011

「オルタナティブな鳥見としての音楽鑑賞」、すなわち野鳥をテーマに取り入れたプレイリストをAmazon Music Primeで作り、愉しむシリーズ「Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)」の第11回。1000回やっても同じ体験はふたつとない鳥見、音楽鑑賞…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第8回 “ムーミン谷は閉店中”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第8 回。歩くことでドラマが生まれる、もしくは、歩くことそのものがドラマ。それがどんなにささいなものでも。

詩 #006―― 「毎日体重を測ってさえいれば」

自作詩の連載、6回目。詩ではありますが、これは経験的な事実ですので、皆さん実践することをお勧めします。

ブックレビュー“読む探鳥”:池内紀『海山のあいだ』――海山のあいだの黒い鳥たち。

カラスを意味する姓を持つフランツ・カフカの個人全訳で知られる翻訳家、池内紀さんの山の本、『海山のあいだ』。本書に何度か、印象的に登場する「黒い鳥」に触れながら、文筆家としての、池内紀さんの魅力を紹介します。

詩 #005―― 「それが詩だと思えれば何でも」

自作詩の連載、5回目。今回のはさすがに詩といえないかもしれないが(これまでのも)、「詩」としてテキストを書こうとするときの、現時点での率直な感じ感について、書きました。

“スワン、二羽、この道。”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)010

「屋内で鳥見気分に浸る」ことをソリューションとしたAmazon Musicのプレイリストを作る、謎コンセプト・シリーズ「Birders' Songs」の10回目。汝、我が民に非ズ「つらい思いを抱きしめて」は、切羽詰まった思いの受験生(20数年前の私とか)に聴かせたい。

詩 #004―― 「私にとってナラティブの力は」

自作詩の連載、4回目。今回の詩は、書いた内容と同じように、書かれた(わたしがここに書いた)ものが全てで、行間には何もない、とわたし自身は思っています。

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第7回 “好きになるまでは呼び捨てなのに(あるいは、エッセンシャルオイルから化粧水を作るレシピ)”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第7 回。タイトル通り、エッセンシャルオイルから化粧水を作る、手を動かす作業そのものの愉しみと、考えるよしなしごと。

詩 #003―― 「義父が庭木に半分に切って挿したミカンに」

自作詩の連載、3回目。今回は日記みたいだし、散文みたいですが、詩として書きました。書き出しは、「義父が庭木に半分に切って挿したミカンに、今年もメジロが来ている。」

詩 #002―― 「左利き、エナージェルユーロ、0.35mm。」

自作詩の連載、2回目。例によってテーマは不定ですが、今回は書くことと、書くもの(筆記具)について。

“ヤー・チャイカ #2、あるいは、永遠にループよね。”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)009

インドア派/文化系バーダーを自称する者として、「屋外のフィールドで野鳥観察をすることと、部屋のなかでひとり静かに音楽を聴くことを、イコール、等価なものに変えるプレイリストを。」――という、どう見計らってもアンフェィヴァラァブル(Unfavorable)…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第6回“透き通った最初の言葉を聞いて”

連載小説「踊る回る鳥みたいに」第6回。ウクレレのレッスンから、名画を読み解く画家のことばへ。

【レビュー】坂口恭平『土になる』――書籍の物質としての手触りや、重さを想像しながら。

わたしは「坂口恭平」という名前は知ってはいたが、彼の作品に触れたのはつい最近で、Amazon Music Primeでアルバムを一枚、ポッドキャストでの一部抜粋の著作の朗読を聞いただけ。それでも、坂口恭平という人が気になっているし、おそらくわたしは最低でも…

見知らぬ同士が出逢う法悦と、その消滅。/“Seven Swans, seagulls, Quetzal”――Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)008

野鳥観察に出る日も出ない日も、部屋のなかやクルマのなかで、鳥見気分に浸れるプレイリストをAmazon Musicで作成する記事シリーズ、「Birders' Songs(バーダーのためのプレイリスト)」。8回目の今回は選曲方法についても触れていたら、エミリー・ディキン…

【連載小説】「踊る回る鳥みたいに」――第5回“もしも音楽に、苦痛が伴うとしたら”

当ブログ連載小説「踊る回る鳥みたいに」第5回。「音楽が、あらゆる芸術のなかで一番――」というのはラジオで、本当にある音楽家の言ったことば。

詩 #001―― 「ピー」

詩の連載を始めます。テーマは特に決めていませんが、今回は野鳥Pについて。

元日の朝――10年目のMoncler(モンクレール)のフリース・ジャケットを着て、山頂で。

「山頂で初日の出」。さすがにそれは自分には無理だな、と思いつつ、山を登りながら、元日の朝、思い出した母のことば。

A Song for Birders――2022年。新しい朝に聴く、イ・ラン(이랑)の「イムジン河」。

2022年の元日の朝に聴くのにふさわしい曲は――?。と思い浮かべて、イ・ラン(韓国のSSW)の「イムジン河」がいいと直感した。好きな曲で大好きなヴァージョンだ。YouTubeにアップロードされているオフィシャルMVを久しぶりに見たら、そのMVがリリースされた…