ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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2023-01-01から1年間の記事一覧

日々のレッスン #022――天神崎の標高約三〇メートルの日和山を登る

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第22回。/天神崎。ここに来るといつも、いつの間にか「ウユニ塩湖みたいな写真が撮れる」ということでインスタ映えスポットとなった岩礁ではなく、後背山である標高約三〇メートルの日和山に登る。

日々のレッスン #021――食べ物の反芻はできないけれど、気持ちならそれができる。(ft. Bird Songs in Apple Music)

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第21回。/「不測の事態ほど苦手なものはないんですよ。」「そんなの、得意な人っているの?」「侑ちゃん、何笑ってんの?」「なーんにも。」

日々のレッスン #020――現実が夢の論理を追っている、夢の論理を使って人が拵えたものが現実だ。

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第20回。/結局いつまでも西太平洋とかメラネシアには縁のない人生だが、当時から彼女の声で聞いた「クラ交易」「トロブリアンド諸島」ということばの響きに魅せられて、わたしは文庫本で手に入る『…

ブックレビュー“読む探鳥”:藤原辰史『植物考』――植物、飛翔できない鳥。

本を読みながら映画を観ながらそののなかに野鳥を探す、「読む探鳥、観るバードウォッチング」シリーズ、今回は植物についての人文学的考察、藤原辰史『植物考』で、いざ探鳥行。

日々のレッスン #019――わたしである彼女との対話。

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第19回。/本を読むわたしにとって、「それを買う理由」が腑に落ちていることは、読み始めることと同じかそれ以上に、大事なこと。

日々のレッスン #018――<わたしの琴線の50分の一>

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第18回。/「〝正義は制度化された商品の平等な分配という意味にまで下落している〟――こんなふうに的確なことばっていうか、いま自分が感じていることを言語化されているのを読むと、何ていうか、幸…

日々のレッスン #017――めまぐるしく世の中が動く、だがどれほどめまぐるしくても、体内の調整ほどめまぐるしくはない。

フィクションのような日記のような連載「日々のレッスン」第17回。/年末から年始にかけては宗教と植物になりそうだった――というのはわたしの読書のことで、きわめて個人的な話だが、だからこそ様々な社会的要因に影響を受けている。