ソトブログ

文化系バーダー・ブログ。映画と本、野鳥/自然観察。時々ガジェット。

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2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

釣りをしない人間が見た『釣りよかでしょう。』――あるいは小学2年生をも魅了するブロマンス世界。

釣りについて、私自身は知識も経験もないのですが、住んでいるのが海辺の街であり、同居の義父が世話してくれることもあって、息子は近所の漁港へ釣りに行ったり、本やテレビやYouTubeなど、どこからともなく知識を仕入れてきて、「セルビン」と呼ばれるペッ…

夏の映画、邦画編「他の誰でもない、私(だけ)の記憶。」

夏の映画、邦画編を選んでいたら、90年代の作品ばかりになってしまったのには、理由がないわけではありません。90年代に10代だった私にとって、夏の映画は青春映画であって、「私だけの映画」でした。大衆娯楽である映画作品を「私だけのもの」と思えるのは…

夏の映画、続・洋画編「トホホな人生にも、等しく夏は来る。」

夏の映画!というとサマーでヴァケイションなハイテンションもしくは甘酸っぱいお話を想像、期待するけれど、映画人というのは、あるいは映画ファンの観客もまた、業の深い人種なのでしょうか。私の思い入れのある夏映画はどれも、イケてない人のイケてない…

夏の映画、洋画編「うだるような暑さのなか――。」

はてなブログの、今週の『特別お題』が夏の作品、(映画・ドラマ・アニメ)、ということで、乗っかって色々考えてみたのですが、今日は1本の洋画について。(…)

くたびれて寝転んだ縁側で空を仰ぐと、遥か上空を猛禽類が飛んでいる(野鳥観察の愉しみ)。

炎天下の日曜日の夕方。 疲れ果てて帰ってきて、縁側に仰向けになって空を仰ぐと、澄み渡ったはるか上空を滑空する鳥が見えました。 それが見慣れたトビではなく、いつか先生に教えてもらったあの「オスプレイ」ではないかと思って、肩から斜めがけにしたま…

【カバンの中身】Chromebookの導入で、Xperia Z UltraとBluetoothキーボードが不要に。Huawei P10 liteに買い換えた件。

タイトルどおりというか、それ以上でも以下でもないのですが、3年間使った6.4インチのSONY Xperia Z Ultraのバッテリーがへたりきってしまったのもあり、先日、Huawei P10 liteに買い換えたところです。そしてこれがちょうど、2ヶ月ほど前に購入し愛用してい…

映画レビュー『恋するふたりの文学講座』――ロマンティックコメディの皮を被った「俺たち」ムービー。

邦題と、“35歳の独身男性と19歳の女子大学生の出会い”というプロットから、いかにもなロマンティックコメディを想像しますが、この手の、低予算のアメリカ製ドラマ映画は注意が必要です。タイトルからも日本版ソフトのパッケージヴィジュアルからも、映画の…

夏休みに家族旅行で広島へ。旅先での利用に持参したのは、iPadではなくChromebookでした。

先週末、土曜日と休暇をくっつけて、2泊3日で広島へ家族旅行へ行ってきました。オーソドックスに平和記念公園、宮島、ひろでん(路面電車)、広島焼き、穴子めし、尾道ラーメンなどを満喫しました。小学2年生と2歳の男児二人のため、宮島の水族館「みやじマ…

映画レビュー『ミスター・ノーバディ』――人生のあらゆる分岐を全て、私は経験した。

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品を観るのは、『神様メール』『トト・ザ・ヒーロー』に続いて3本目(そして後日、『八日目』も観てみました)。どれも一筋縄ではいかない作品ばかりで、私には簡単ではないのですが、不思議と肌に合う。と思っています。その…

熊楠もフィールドワークした“ひき岩群国民休養地”で粘菌観察。

小学2年生の長男が夏休みである7、8月。この間、和歌山県田辺市の「ひき岩群国民休養地 ふるさと自然公園センター」では、「自然観察教室」が計6回開催予定で、私と長男は、すでに終了した4回には全て参加しています。(…)

映画レビュー『とうもろこしの島』――静かな緊張感と、エロティシズム。

この映画は、日本においては、同じくジョージアにおけるアブハジア紛争を題材に採った2013年の映画『みかんの丘』とともに、岩波ホール他で2016年に上映された作品です。その『みかんの丘』も少し前に観たのですが、ヘヴィなテーマながら、美しい自然や、人…

ASUS Chromebook C202SAの魅力をもう少し。気軽で、気楽で、気安い「気分」。

ASUS Chromebook C202SA、大変気に入って、毎日使っています。このブログも、このところ小説を書けていないこともあって、「C202SAで何かテキストを書きたい」という欲求で始めたようなものです。コンピュータ、ITまわりのことに関して専門的な知識もないし…

劇場未公開コメディ・ムービーの愉しみ――あるいは、つまらなそうな邦題と、映画の面白さはほぼ関係ないことについて。

この数年、息抜き、箸休めみたいなつもりで、これまであまり観なかったコメディ映画、それもアメリカを中心としたコメディ映画をしばしば観るようになり、これが見事に自分にハマりました。面白いのです。とくにアメリカン・コメディは、人種問題や地域紛争…