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【使用2年レビュー】野鳥観察の足元に最適なシューズ、モンベルの“ラップランドストライダー”

 

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野鳥観察の足元に必要なのは?

 

 わたしが鳥見行(バードウォッチング)の際に、かならず持って行くもの――というより身に着けているものがあります。双眼鏡やカメラではありません。というふうに書き出してみても、こういう記事なのですから答えは明白ですが、靴です。そしてその靴がこれ――。

 

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モンベル | オンラインショップ | ラップランドストライダー Men's
モンベル | オンラインショップ | ラップランドストライダー Women's

 

 モンベル(mont-bell)社の、「ラップランドストライダー」というアウトドア・シューズ。ローカットの、おもに軽ハイク用のシューズといっていいと思います。

 

 わたしは鳥見というものを始めるまで、アウトドアに類する趣味・アクティビティにほとんど関心も、経験も持たなかったため、子どもたちの興をそそろうと、自然観察会/野鳥観察会のたぐいに参加し始めるようになってからも、ふだんの休日に履いているようなスニーカーで行っていたものでした。

 

 しかし、子どもたちはいざ知らず、観察会の講師の先生方や、ヴェテランの皆さんの足元は一様に、アウトドア・シューズ。そうかそういうものかと、とくに現場でお見かけすることの多く、当時単身赴任で住んでいた街の近くに実店舗のあった、モンベルのラインナップから選んだのが、この「ラップランドストライダー」です。

 

 よくいえばベーシックで落ち着いた、逆にいえばエッジなデザインとは無縁の、質実剛健なイメージのモンベル・ブランドですが、このラップランドストライダーも、尖った感じはありません。しかし、ひとめ見て洗練された機能美のようなものを直感的に感じ、試着時の履き心地も良好だったため、こちらを選んで、履き続けて2年になります。

 

ラップランドストライダーは、鳥見に最適な防水性とグリップ力が魅力。

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 週末の息子とのバードウォッチングや自然観察会等で実際に使い続けてみて、この靴は、鳥見にとても適したものだと感じています。バードウォッチング/鳥見というアウトドア・アクティビティは、おそらく他のそれらと比べても、激しい運動やスピード感を必要としないものです。ゆえに、ヘヴィ・デューティーなアルパイン用のシューズではオーバー・スペック。自然の地面の上を、快適に歩くことのできるこういう靴が、とてもいい。

 

 機能的には、公式サイトにある通りで、「軽量で柔らかな履き心地と優れたフィット感」。これにはもちろん、実際に試着して自分に合うものを選ぶ必要がありますが。アッパーには防水性に優れたゴアテックスのファブリックが使われており、ソールは「トレールグリッパー」という、モンベル独自開発の、濡れた路面でも非常に高いグリップ力を誇る、と謳われているものが装着されています。

 

 実際、鳥見でも登山を伴うものや、渓流や河川敷、海岸の岩礁などを歩くことも多いですが、運動神経の鈍い、おっちょこちょいのわたしでも、かなり快適に歩ける実感があります。――とくにたまに、近所の鳥見でスニーカーやデッキシューズみたいなもので出かけてしまって、海岸や草原を歩いたりすると、ラップランドストライダーの有難み(というか、防水性やグリップ力という機能性)を実感します。

 

ソール交換に対応してくれる、アフターケアも頼もしい。

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 2年経った現在の姿がこちら。ほぼ毎週のように履いていますが、アッパーのトゥ部分のレザーがかすれたりしているものの、型崩れやソールのグリップ力の低下などは感じられません。また、モンベルを選んだのには、修理対応(ソール交換)してくれる、という点もあり、いずれ、ソールが摩耗した際には依頼してみようと思っています(実費8,000円程度のようです)。

モンベル | カスタマーサービス | 登山靴のお手入れ方法

 

 この「ラップランドストライダー」にはミッドカットのモデルもあり、わたしは着脱のし易さからローカットを選んだのですが、探鳥ポイントの環境によっては、たとえば下草の多い山道やブッシュのようなところなどでは、ミッドカットの方が向いているかな、と思う場面もあります。その辺りは、野鳥観察を続けていくなかで、自身の行動範囲も考慮しつつ、買い替えの機会が来たら検討してみたいと思っています。


 それでも、鳥見用のシューズとしては、機能面も必要にして十分、カーキ系のシンプルなデザインも気に入っていて、末永く付き合っていきたいギア。これからも、この靴を履いた鳥見行で、野鳥たちとのいい出逢いがありますように。

 

Hooaka 写真はホオアカ(2021.11撮影)

 

【以前の記事から:野鳥撮影のカメラ。現在はNikon P1000とP900をわたしと息子で使っています。】

www.sotoblog.com

 

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