ソトブログ

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“日曜日が待ち遠しい!”――あるいは、Chromebookのためのプレイリスト。

 

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Chromebookオフ会に向かう車中で。

 

めったに出先で書いたり更新したりすることのない当ブログですが、今日は、ブログ「おふぃすかぶ.jp」を運営されている鈴木章史さん(@OfficeKabu)の主催されるChromebookオフ会に参加するために(というか、本当は出張がメインのはずなのですが)、上京する新幹線の車中でこれを書いています。

 

office-kabu.jp

 

Chromebookという(一見)マニアックなPCのオフ会に参加しようとしているくせに、私自身は少しもコンピュータに詳しくありません。事務的な仕事に従事していることもあって日々PCには触れていますが、本当にそれだけのことで、たまたま何かの拍子にChromebookの存在を知って――、今や愛機となっているASUS C202SAという端末を入手して――、その軽快さ気軽さに魅入られて――、「ただ日々使っている」だけです。

 

私がそのような無知なボンクラだから言うわけではないし、これは鈴木さんが「おふぃすかぶ.jp」で、あるいはオフ会を開催されるにあたっても繰り返し語られていることでもあって、私などが改めて言うことでもないのですが、ChromebookというPCを使うにも、そのオフ会に参加したりまたそれを主催したりということについて、何も前提として必要な知識/経験はないと思うのです。

 

もちろんChromebookも他のコンピュータと同じインターネットに接続するネットワーク機器ですから、最低限のそういった知識は持っておいた方がいいとは思いますし、映画や小説や美術に触れたり、動物園や野山で動植物に触れたりする際に、前提となる文脈やバックグラウンドを知っておいた方が愉しめる場合があることも確かであるように、コンピュータやデジタルガジェットについても、色々な知識や情報を持っておくことで、それらをより深く味わい尽くすことはできるでしょう。私はもちろん、それを否定するつもりはありません。

 

でも一方で、Chromebookは他のPCと同じように、コンシューマプロダクトであって日常の道具であって、それは私の使い方ではノートとペンと同じようなものです。つまり、特に意識することなく、ただ目の前に拡げて書き始めることができる。(もちろん紙とペンも、それにまつわる様々な(…以下略))

 

Music for This Charming Chromebook/Vivement Dimanche!

 

 

今、新幹線の車中で私は、そんなChromebookの「気軽な日常の道具」感をイメージしたプレイリストを、Amazonプライムミュージックで作ったものを聴きながらこれを書いています。先日、フランソワ・トリュフォーの遺作、『日曜日が待ち遠しい!』という映画を観ました。かつて前世紀の終わり、この映画のタイトルから店名を採ったカフェに集まる人たちが書いた文章を集めた、『dimanche―日曜のコーヒー的なシアワセ。』(アクペクト刊、2000年)という本がありましたが、まさにそのようなものとして私はChromebookを使い、これらの音楽を聴いています。そして今日は日曜日!

 

この拙い文章を読んで、あるいはこれらのチャーミングな音楽を聴いて、一人でもChromebookに興味を持ったり、私と同じような気持ちを抱いて頂けたなら、これ以上の歓びはありません(少し、大げさ)。

 

 

 

【過去記事より】

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