My Love, With My Chromebook/ASUS C202SAとの1年間。
愛してるなんて 言えるわけないよ
そんなの嘘だと思うでしょ
二度と会えないの? 水で薄めた恋
それだっていいから 帰ってきてダーリン
市川愛「水で薄めた恋」(作詞:市川愛、菊地成孔)
Chromebook、そしてC202SAを使い始めて、もうすぐ1年。今も変わらず愛用し続けています。
(ただただ個人的に)色々あった2015年の夏に、市川愛さんのライブを観る機会に恵まれ、こうしてそれまでのジャズシンガー<Ai IChikawa>から、改めてSSW<市川愛>として今年4月に再デビューされた、ニューアルバム『My Love, With My Short Hair』を毎日のように聴いている2018年5月――。もうすぐ私が今これを書いているASUSのChromebook、C202SAを手にし、使い始めて1年になろうとしています。
その間、Chromebookはこれ一台しか持っていないにもかかわらず、この「ソトブログ」の全110記事のうちの約2割、20記事余りをChromebookのことに費やしてきました。私は所謂「ガジェッター」では全然なくて、コンピューターにそれほど明るいわけでもない人間であって、ここで改めて実用的なレビューを書ける知識も筆力もないのですが、ちょうどTwitterを眺めていたら、初めの頃に私が書いたレビューがリツイートされていました。
ブログ更新。
— TSUMORI, Soto(ソト) (@t_soto) 2017年8月7日
ASUS Chromebook C202SAの魅力をもう少し。気軽で、気楽で、気安い「気分」。 - sotobloghttps://t.co/mKadDx34Jw pic.twitter.com/NQKeqEn7wu
どうやら、自称<Chromebookおじさん>ことおふぃすかぶさんa.k.a.鈴木章史さんのこんなつぶやきに拠るものでした。
ちょっとC202SA関連のツイートを漁ってみたんだけど、他モデル以上に愛に溢れたものが多くて、その辺りこのモデルの特徴をよく表しているのかな、と。で、こういうツイートが並ぶのも、基本スペック的には充分(不満が少ない)だから、というのもあるんだろうな。
— おふぃすかぶ.jp (@OfficeKabu) 2018年5月1日
C202SAの、“他の何かに似ていない”可愛さ。
それら、私自身や他のC202SAユーザーのつぶやきを読んでみて改めて、1年弱経って、私がC202SAのどんなところが好きで、どういうふうに付き合ってきたか、書いてみたいと思いついて、これを書いているのですが、結局のところC202SAに対する私の気持ちは下記のツイートに集約されます。
C202SAはいいぞ。誰も言わないなら私が言う。「“他の何か”に似ていない」ところがいい。 https://t.co/M1sIcP2Hoe
— TSUMORI, Soto(ソト) (@t_soto) 2017年11月27日
つまりはルックス。そう、端的にいって、<可愛い>のです。
C202SAは文教市場向けのChromebookであり、耐衝撃を考慮した外周をラバーで囲われた厚めのプラスチック筐体で、教育現場で児童/生徒たちが多少手荒に扱っても傷がつきにくいように、ということでしょう、外装表面は凹凸のついた加工が施されています。
いつもむき出しでカバンに入れたりしているため、よく見ると細かい傷がついているのかも知れませんが、ほとんどそうしたことを意識することはありません(過度に気にしなくていい、ということ)。
そういう実用面でのスペックとは裏腹に、恐らくは初等教育を意識してか、キートップの印字がポップで鮮やかなライトブルー(ターコイズブルーのような)になっていたり、外装もグレーと濃紺のツートンカラーになっているのですが、しかしこのカラーコーディネイトというかバランス感は、単純に<教育市場向けにデザインされた>だけでは説明できない個性あふれるものになっている、と思うのです。
<子供向け><児童向け><生徒向け>では片付けられないデザインセンスと、そうしたマスプロダクトであるがゆえのチープネスが、微妙なバランスで結実したチープシック。
時にはちょっと頼りないくらいの薄く軽いトートバックに放り込んで、出掛けることもあります。それでも不安になることのない、顔に似合わないタフネス使用のC202SA。そういえば市川愛さんも、フルマラソンをこなすアスリートタイプ。
タフネス仕様の、実用性以上に<気持ちの上での>安心感。そして、ストレスのない使用感。
私がC202SAを初めて写真で見て感じ、実際にAmazon.comから個人輸入して初めて手に取り、そしてこれまで日々接してきて、そのイメージは揺らぐことがありません。前述したタフネスのおかげで、まるでおっちょこちょいで落ち着きがないエレメンタリー・スクールの児童のように迂闊な私の扱い方でさえ、1年近く経った今でも、故障や傷さえも気にせず使うことができる、という気持ちの面での安心感も大きいのかも知れません。
今回、実用的なことは余り書くつもりはありませんが、日々、ブラウジングやテキストライティング、動画視聴などの日常使用でストレスを感じる場面がほとんどないこと、つまりデイリーユースにおける必要十分なスペックが確保されていることも大きいのでしょう。(詳しくは他サイトに譲りますが、C202SAはChromebookとしては極めて標準的なスペックです。)
CPUはCeleron N3060、4GBのRAM、16GB eMMCのストレージ。これだけのスペックで十分快適な動作。キーボードも個性的なカラーリングだけでなく、やや深めのストロークで、十分に打ちやすい。
普通デジタルガジェットは、(ソフト的な部分を別にすれば、ハードウェアとしては)革製品などのように使い込むほどに味が出る、ということはなくて、次第に色あせて見えてしまうものです。しかし私はこの1年間、そうした気持ちにただの一度もなっていません。どんなに真新しい、格好いいChromebookや他OSのPC 、タブレットがリリースされても、C202SAに似たものは(今のところ)他に見当たらないからです(おそらくほぼ同じ筐体を使っているらしいASUSのWindowsノートはあるようですが)。
Chromebookの「自動更新ポリシー」(自動ソフトウェアアップデートの期限)は発売から6年半。C202SAは2021年6月までだそうです。「あらかじめ決められた恋人たち」のようで切なくはありますが、これからもまだまだヨロシク、と(私は)思っています。
ずっとあれから、心の中にあなたがいるの
心を覆う かたい殻を あなたが壊したの
市川愛「あこがれ」(作詞:浜田真理子)
市川愛 / MY LOVE WITH MY SHORT HAIR 全曲視聴
C202SAの、MBAっぽいとか、他の何かに似ていると感じさせないところが好き。
2018年5月1日現在、Amazon.comにおける日本国内への配送料を含めたC202SAの価格。私が購入した2017年6月も26,000円程度でしたから、今も同じくらいで入手できる、ということになります。たとえ「あと3年」だとしても、十分に魅力的な価格だと思います。
【使用3ヶ月目での、具体的な使用感に触れたレビュー】