ソトブログ

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“Chromebookにおいてテキストエディタ「Jota+」がウインドウサイズ可変で使えるようになった”、たったそれだけのことがこんなにも快適さをもたらすということ。

 

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きみの言葉全部 ただ待っているんだ
ただ待っているんだ
心分かれては 高鳴っていたんだ
高鳴って 痛んだ

けもの「Someone That Loves You」歌詞より
(※HONNE&Izzy Bizuの同名曲の日本語詞カヴァー)

 
これを買うまで自宅のノートPCを毎日開くなどということはなかった私の生活を変えたChromebook、Asus C202SAにAndroid用テキストエディタ「Jota+」を入れてから早1ヶ月あまり。こちらも既にこれなしでは考えられなくなるくらい愛用しています。

 

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という私の冷静さを欠いた物言いからわかるように、愛用の道具に対して人はフェティッシュになってしまうもので(たんに私がそういう人間なのかもしれないですが)、ましてテキストエディタ、という、PCを触る上でそれをしない人はいない、テキスト入力に使うアプリとあっては、人の好みは千差万別でしょうから、「万人にとって最高」というものはなかなかあり得ないのではないでしょうか。それでも様々な専門知やセオリーやロジックから、最適解を目指して開発されているであろうディベロッパーの皆さんのおかげで、私のような末端のユーザーは恩恵を受けているわけです。

 

テキストエディタに何を求めるか(私のフェティッシュ)。

それでテキストエディタについての私のフェティッシュはというと、兎にも角にも「文章を書くことに没入できる」道具かどうか、ということに結局は、尽きてしまいます。とはいえフェティシズムにまかせて感情的にだけ書いてしまうと他人にとって有益性がゼロの文章になってしまいますので(私自身はそういう文章は嫌いではないのですが、他の人はそうでもないでしょうから)、一応私にとってテキストエディタに求めるポイントを整理してみます。(ちなみに私はプログラミング等は一切やらないので、テキストエディタはこういうブログの文章とか、メモ、メールの下書き、小説の執筆等の文章入力にのみ使っています。)

 

1. 思いついたときにすぐ書けること
→起動の速さ、ファイルの開閉、保存、字数カウント等が簡単に、ほとんど何も考えることなく行えること

2. 書くときのストレスのなさ
→没入感、テキスト入力に付随した情報検索のしやすさ

3. 読みやすさ
→読みやすいフォントサイズ、改行、画面(ウインドウ)サイズ

 

ウィンドウサイズが可変になった、ただそれだけのことなのですが。

これらのほとんどを「Jota+」は私のなかで満たしていたのですが、今般、ChromebookにおけるGoogle Play Storeのβ版が取れたことによるものなのか、これまでアプリの画面サイズについて、「ウィンドウ最大化」か「アプリ固定サイズ」(縦長のスマホサイズ等)でしか表示できなかったものが、自由にリサイズできるようになりました。
これが私にとっては、「書くときの没入感」「読みやすさ」の向上に繋がったのです。これまでもウィンドウ最大化状態であっても、折り返し文字数を設定することで、可読性を高めることはできていたのですが、どうしても画面右に余白ができてしまうことで、微妙な「気持ちの座りの悪さ」があったのですが(やっぱりフェィテッシュですね)、それがなくなりました。

 

全画面表示すると、テキストが左端に寄ってしまい、右端の余白が気になっていました。

 

画面上に余計なものがなく、テキスト入力により没頭できるように。

 

また、Chromebookは基本、デスクトップにアイコンなどを置くことができないため(付箋アプリなどはあるようですが)、文字数の折り返しに合わせた画面サイズにすることで、視界に不要なものがない状態で執筆に専念することができます。しかもタッチパッドの快適なジェスチャーですぐにブラウザを開いて情報検索も可能です。

 

字数カウントが一瞬で出来れば…

私にとってはほぼ何も言うことのない「Jota+」ですが、一つだけ気になる点があるとすれば、字数・行数カウントについて、「メニューボタン→ファイル→プロパティ」という手順で行うのですが、これが入力画面中にワンアクションで出来たらいいな、ということくらいでしょうか。とくに小説を書くときなどは、字数は絶えず気になるものなので(と言いながら、このところずっと書けていないのですけどね)。

※追記(10/16):「設定>ショートカット>空いているキー>プロパティ」と設定すると、Ctrl+そのキー、で一発でプロパティが開けるとのこと、開発者@jiro_aquaさんにご教示いただきました。私はCtrl+Pで設定してみました。これで私にとって、Jota+死角なし、かも。

 

Someone That Loves You.(けものについて)

Chromebookのことを書くときに、どうしても「けもの」について触れたり、歌詞を引用したりしたくなるのですが(理由はこの過去記事で触れています)、けものの歌詞世界は、私のような既に現代に生き遅れ、常に現在時に違和感を感じている者にとって、福音のように響きます。音楽とは信仰によく似ているなぁ、と思います(私は特定の宗教への信仰を持っていませんが)。

 

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