ソトブログ

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Chromebookでのテキストエディタ「Jota+」の使用感。「書きたいと思ったときにすぐ書ける」を実現する最良の組み合わせのひとつかも。

 

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愛用しているChromebook、Asus C202SAでAndroidアプリが使えるようになり、その使用、特にAndroid用テキストエディタとして評判の高い「Jota+」を入れるかどうか迷っていることは先日書きましたが、結局は試してみなきゃわからない。と思い使い始めています。

 

sotoblog.hatenablog.com

  

実はこの「Jota+」、開発者の方(@jiro_aquaさん)ご自身もAsus C202SAのユーザーだとのことで、Chromebookでの動作も検証されているようです。

だからなのか、インストール後2週間弱、「Jota+」を使用していますが、Asus C202SAはタッチパネル非搭載の端末でありながら、非常に使い易く、ストレスなくテキスト入力ができています。

 

  

長文入力に必要な機能が過不足なく揃った良アプリ。

ポイント

- 1. 改行、スペース、行番号等の表示
- 2. 字数カウント
- 3. 折り返し文字数の設定
- 4. クラウド連携(Dropbox、Google Drive、OneDrive等)
- 5. 縦書きプレビュー

 

1. 改行、スペース、行番号等の表示
2. 字数カウント

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改行、全角スペースや行数表示機能を搭載。文字数・行数も「プロパティ」から確認できます。

 

これまでChromebookで使用していたシンプルなテキストエディタ「Text」「Writebox」あたりには、改行や全角スペースといった編集記号の表示機能がなかったのですが、「Jota+」には標準装備。
字数カウントと併せて、ブログだけでなく、小説などの原稿執筆でも重宝します。

  

3. 折り返し文字数の設定

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上記は折り返し幅80字で設定。1行あたりが長すぎず読みやすい。

 

ChromebookでAndroidアプリを使う場合、基本的に画面サイズは「標準」(縦長)か「全画面」の2種類しかありません。

 (※追記:ChromeOSのアップデートにより、下記記事の通り、現在はアプリのウィンドウサイズが変更できるようになりました。2017.10.15現在、ASUS C202SAで確認。)

www.sotoblog.com

 

クラムシェルのChromebookとしては標準サイズでは小さすぎるし、全画面にすると個人的には1行が長く読み辛いな、と思ったのですが、「Jota+」では折り返し文字数の設定ができます。これでかなり可読性が上がります。

 

4. クラウド連携(Dropbox、Google Drive、OneDrive等)

jota-03

各種クラウドストレージに接続可能

 

各クラウドストレージに対応したプラグインアプリをインストールすることで、Dropbox等のクラウドストレージにアクセスすることができます。ローカルと変わらない使い勝手でファイルを扱うことができて便利。無料版では1日2回のアクセス制限がありますが、PRO-KEY(650円)を購入すると無制限で利用できます。

 

5. 縦書きプレビュー

jota-tate

 縦書きプレビューがワンアクションで出来るのが魅力

 

こちらもプラグイン「縦書きプレビュー for Jota+」をインストールすることで使用できます。(無料版は2000字まで、320円のアプリ内課金でフル機能を利用可)
個人的には「Jota+」の白眉の機能。編集中のテキストから、「縦書き」ボタンを押すだけで、縦書きで表示できます。
「Jota+」を使う以前、私はAndroidでは「Jota Text Editor」で入力、ファイルを保存したあと、別途、青空文庫等のビューワである「縦書きビューワ」アプリで開く、という方法で小説等の推敲をしていました。
それよりもずっと手軽に直感的に使えるので、小説やその他の原稿で、縦書き表示が前提の文章の推敲を行う人には、非常に便利な機能だと思います。「IPA明朝・IPAゴシック」両フォントが含まれていて、禁則処理にも対応しているためとても読みやすく、実際の読書感とほぼ同じ感覚で推敲することが可能です。

 

その他、
- 複数ファイルの同時編集
- シンタックスハイライト
- ファイル自動保存
などの機能もあり、(私は全くやらないのですが)プログラミングを行う方にとっても使い勝手の良いアプリと言えそうです。

 

まとめ―「書きたいときにすぐ書ける」Chromebookとの相性も素晴らしい。 

C202SA-key

C202SAは日本未発売のため、USキーボードですが、これは「慣れ」ます。私も今は、日本語(JIS)キーボードより、こっちの方が書きやすいくらい。

 

私の用途としては、基本的には長文テキストのベタ打ち、主にこのブログの下書きに使っています。他には、最近は書けていないのですが、小説の執筆に使うつもりなので、そのあたりも考えると、「縦書きプレビュー」も含めて、(私にとっては)必要十分な機能が、過不足なく揃っている印象です。
Chromebook以前には、iPad+Bluetoothキーボード、というのが私の日常的な入力環境だったのですが、Chromebookというラップトップの特性を生かして、より「書きたいと思ったときに書ける」環境が整った、と感じています。

 

 

【※追記(2018.1.19):他の情報を遮断してテキスト入力に集中したいときには、テキストエディタ「Writebox」もオススメです。】

 

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